研究科長挨拶 | 国立大学法人静岡大学 法科大学院
法科大学院概要

研究科長挨拶

「地域」の発展を見据えた法曹の育成経験を生かすために

 静岡大学法科大学院は、その設立に際して、地域社会に貢献できる法曹実務家を養成することを掲げ、「地域と連携し、地域から学び、地域に貢献する」という目標の実現を目指してきました。
 しかし、法曹養成の制度や、それを取り巻き、支えるはずの政策や、経済・社会等の環境の多くが、制度創設当初の進行方向を激しく動揺させ、その結果、本学の法科大学院においても2016年度からの学生募集をやむなく停止せざるを得ない状況となりました。
 このような中にあっても、私たちは、現在の在学生が十分な学習能力を身につけて修了するまでは責任を持って法学教育を継続することは当然として、本学修了後も大学院の施設を利用して司法試験の合格を目指している法務研修生の皆さんたちに対する教育・学習の支援を可能な限り実施していく所存です。
 また、本学が所在する静岡圏域を中心とした地域社会への貢献という価値は、「地方創生」や「知の拠点(COC+)事業」が喧伝されている今も変わらない重要な意義を持っていますが、これから司法試験に合格し、法曹として多方面にわたる活躍を期待されるであろう学生・受験生の諸君、および既に法曹の道を歩まれている修了生の方々においても、地域の変化・発展と同時に急速に進行しているグローバル化への感覚・意識を備え、さらに幅広い活動を展開していただく必要性が高まっているといえるでしょう。
 静岡大学法科大学院においても、学生諸君がそうした要請を自覚して、法曹に求められる能力をしっかりと身に付けられるよう、教員一同でいっそう充実した教育を進めてまいります。
 最後に、静岡大学法科大学院をさまざまな面で支援して下さった皆様には改めて篤く御礼申し上げるとともに、私どもの法曹養成の活動経験をさらに生かし、発展させていけるよう今後ともご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2016年4月
研究科長 恒川隆生